メルルーサ

観たので久しぶりに映画の感想を書くよ！

地味だけど面白かった。

二組の男女のすれ違いな恋愛模様を描いた映画で、メインは警察官６３３号とフェイの恋愛でした。
もう一組の方は、映画の味付け的な感じだった。


で、両方とも男の方が失恋してて、傷心の時に相手と出会うんですな。
二人とも、元の彼女が自分の所に戻って来ないかと、ウジウジ期待するような人。
その描写が非常に女々しくて面白かったよ！


金城武演じる刑事２２３号は、元彼女が好きだったパインの缶詰め(しかも賞味期限が自分の誕生日のもの)を探しては買いあさり、それが３０個たまったら、元彼女が自分の所に帰ってくるっておまじないをする。ドラゴンボールか！

警察官６３３号は、家にあるボロボロのタオルや石鹸に話しかける。多分、自分に対して言いたいことをね。
彼女が出て行って悲しいのは自分だけじゃなくて、家に置いてあるものも悲しんでるって思うことで、安定を保ってるような人。


ね、女々しいでしょ？ｗｗｗ


一方女の方はただ黙って行動あるのみな感じ。

フェイがホントすごかったよ…飲食店に勤めるちょっと変わった子。
ひょんなことから手に入れた６３３号の合い鍵で家に侵入して、ちょっとずつ模様替えしてくの。

自分のお気に入りのＣＤを置いていったり、テーブルクロス替えたり、ベッドのシーツ替えたり。

そうやって、６３３号のある意味での病気を治したかったんだろうねぇ。
実際６３３号も模様替えに気づかない、または元々こうだったというように思い込む程度には病んでます。

でもそれはストーカーだからね。



始めから終わりまで本当に地味な映画だったけど、楽しめました。

特に舞台が九龍ってのが私的に熱かった…！
あと、夢中人っていう大好きな曲がすごく神なタイミングで流れてた。夢中人はほんと名曲です。

邦題が恋する惑星ってのもいい。元は重慶森林です。

この手のオサレ系映画は、今まで全く手を出して来なかっただけに、新鮮でした。


あ、そういえばテニミュ金沢はやめた。
土曜日に久しぶりに大切な友達と会う約束しました。
行くことにしなくて本当に良かった。